僕が主宰するフォトサークル幻では主に屋外での撮影会をメインに活動していますが月に1回は撮り溜めた作品を持ち寄って講評会を行っています。どこにピントを合わせるのか絞りやシャッタースピードは適正であったのか、構図はこれで良かったのかという事を検証、解説することによって撮影技術が向上する事のお手伝いをします。
今日はMさんが撮った梅の花の写真を使って解説しました。
メインの花の形や位置は良いし左端の奥にある梅の先にもほどよい空間もあり構図的にも合格点です。
下部梅の蕾が二つ写っていますがない方が良いです!(太い赤線でかこってあります)
しかしこの蕾を入れない様に構図の下のラインを上げると上の枝もかなり見えなくなってしまい致命的です。(細い赤線で囲ってあります)
M さんに聞くと上の枝を消さないために下の蕾があるのが解った上で撮影したということでした。
普段、僕はあとからトリミングすれば良いという安易な考え方は許容しませんが、今回のように解った上で撮影して後から処理するという考え方は間違ってはいないと説明しました。
パソコン上で下の蕾二つを消しました。
本来、あるものを消したりない物を足すということは極力しないのですが今回は許容範囲であると判断しました。
花や背景の白い部分を少し明るくしてコントラストもあげて仕上げました。
画像を見ながら参加メンバーで学習します!
他のメンバーの撮って来た作品もみてみんなおおいに刺激を受けていました。
次回の撮影に少しでも活かされればいいですね!