先日樹木公園で個人レッスンを行いました。
暖かい日が続いていたのですが公園には残雪がたくさんありました。
Hさんは定年で退職してカメラ歴は2年くらいと言うことでした。自己流でやっていたため思うように上達が出来ずこれからどのように進めていっていいのか分からなくなり僕に連絡を取って来たのでした。
このようなパターンでやってくる初心者の方はたくさんいます。
色々と話をしながら撮影をしていきました。被写体の見つけ方、被写体と対峙する時の心の姿勢、絶妙な構図の作り方などを解説していくと「目から鱗の話ばかりでとても為になります」と喜んでいました。
最初は僕の主宰するフォトサークルに参加するかどうかははっきりしていませんでした。
僕のサークルへの参加資格は2回の個人レッスンを受けるという事が条件ですが、彼は1回目を僕の自宅で講義を受けて今回、実践編の2回目を終えたのでその資格を満たしたました。
僕の良い写真の条件とは技術が1割、9割がメンタル的な事が大切であるとを考えています。そして「魂で撮る」という事を提唱しています。華道、茶道、武道のように写真道というのがあってもよいのではないかと考えていています。
「道」として写真を教えて行くのが僕のサークルの目的です。
技術だけを学びたいなら他に上手な先生はいくらでもいると思います。今まででもこの魂で撮るということが理解出来なくて辞めていった方もいますが、今いるメンバーは単に綺麗な写真を撮ることだけが大切であるとは考えず、深い部分を理解している人たちばかりだと思っています。
彼にそう言った話をするとサークルへの加入を希望されました。会話の中でも僕が使う精神性の高い単語や言葉遣いにも敏感に反応し「この人は魂で撮ることの出来る人だ」と確信を持つ事が出来ました。
写真の世界は本当に奥が深いと思います。僕が築いてきた価値観に共鳴して参加してくれる人がまた増えてありがたいと思います。
これらの画像はその日に一緒に撮ったカットです!
入り口付近の階段なあたりでほとんど移動することなく被写体は沢山ありました!