「今の自分を変えれば未来が変わる」という言葉はよく聞きます。
「今を変えればそこから過去も変えられます」というのは理解できますか?
僕も此の言葉を以前に聞いた事があり、理解できないままで記憶の奥底に眠っていました。
しかし最近、福岡県にある弘善寺の柴田泰山住職の話の中で再び此の言葉に触れる機会がありました。
そしてこの言葉がストンと腑に落ちたのです!
彼の言葉をそのまま引用します。
「未来のために今があり、そこにつながる過去があります。時間は未来からやって来ます。
過去が現在を規定してしまったら、その現在はもはや縛られた現在になってしまいます。そんな現在からは未来は見えてこない。ところが未来が規定した現在こそ、今、ここに生きていこうとする意味が出てきます。そうすると自ずとこれまでの人生、過去は変わります」
こうありたいという未来を決めれば、今ここですべきことが見えてくる。すると、過去に向き合う自分も代わり、やがて過去の様々な出来事の意味も変わるという事です。
過去に起きたいやな出来事、例えば病気をしたとか事故にあったという事実は変える事は出来ませんが、いつまでもそのことを悔いているのではなく「あの出来事があったから今の自分がいる」と思えるようになると起きた事の意味がはっきりとわかり、逆に起きてくれて良かったとさえ思える事ができるのだと思います。それが「気付き」だということです。
過去の自分に対する向き合い方が変わればその意味合いが代わり、素晴らしい未来に向かうことが出来ると確信することが出来たのです!