7月24日に玉置神社への奉納をさせて頂ました。
今から4年前、1997年1月16日に友人から勧められて初めて玉置神社を訪れました。
この年は全国的にも雪が多い年でしたが豪雪の中をどうしても行きたいという衝動に駆られ向かったのです。
友人から奈良にある素敵な神社としか聞いていなく、鹿のいる奈良公園があるあたりを想像していましたが、とんでもなく山奥の秘境である十津川村にその神社はありました!
神社の駐車場で車中泊をして朝一番で参拝をしました。
長い参道を歩き本殿に到達した時、神職の方が朝のお勤めである祝詞の奏上が始まりました。僕はその真後ろに立ち一緒に奏上させて頂き神聖な時間を過ごさせてもらうことが出来ました。
本殿をお参りした後、広大な敷地の末社を巡って歩きました。すると白山社というのがあり僕の足は止まりました。
白山比咩神社の菊理姫を勧請しているのだと分かり、とても感慨深い思いに駆られたのです。
この神社はとても素晴らしい気が流れていてとても居心地が良く、2時間以上もいたでしょうか?
雪模様のせいか参拝者は自分以外には誰もおらず、俗界から離れた聖域の別世界でとても充実した時間を過ごすことが出来ました。
そしていつかこの玉置神社へも奉納することが出来たらいいなという思いが湧き上がりました。
下の写真はその時の様子です
ここ何年か寺院、神社への奉納を続けてきましたが、特に去年と今年はコロナ禍の終息を願って今まで以上のペースで行ってきました。
今回もふと4年前に訪れた玉置神社の風景が脳裏に降りてきて「次はここに行かなきゃ!」と思ったのです。
自分が奉納したいと希望した日が偶然にも例大祭にあたっており、「せっかくなら祭典が始まる10時に来られたらいいですよ」と舛谷宮司から言われ、夕方に行く予定を十津川温泉に前泊して朝から向かうことにしました。
祭典の後は応接でもてなして頂きました。宮司さんは若い頃、金沢でも少し住んでいたことがあるということで白山比咩神社や石川県の神社もよくご存じでした。
共通の話題を持つことが出来、とても親近感を持ってお話して頂き嬉しく思いました。
奉納した作品は白山に浮かんだ彩雲の写真で画題は「瀬織津姫と菊理姫の舞」です。
白山とこの玉置山の神様を繋ぐことが出来たという喜びが湧き上がりました。
舛谷宮司様はじめ玉置神社の皆様、例大祭に参列した関係者のみなさまに感謝いたします。