2022年8月22日に輪島市にある奥津比咩神社に奉納をさせて頂きました。
まずは奉納までの経緯を書いておきたいと思います。
2015年8月の新聞記事に神輿ごと海に入っていく祭りの写真が掲載されていました。
この写真に釘付けになり、自分もこの風景を写真に納めたいという思いが沸々と湧いて来ました。
そして一年後に撮影に赴くことを決意!その間、どのような構図で撮るかということをひたすら考えました。
海辺に沢山集まるカメラマンは画角の中に入れない、沈み行く太陽を劇的に絡めて撮りたいということを強くイメージして絵コンテを頭の中で描き続けました。
当日は決めたf2.8の広角ズームレンズの一本勝負、浜辺からだと前述のカメラマンが入ってしまうので、ある程度海の中まで入ると決める。
そのために短パンとビーチサンダルを履き、撮影に挑むことに……!
翌2016年、輪島大祭の当日。
神輿がお社から出発するところから撮影を開始!
浜辺に神輿が到着するとここでも神事が執り行われる。
このままの流れだと神輿が海に入る頃、まだ太陽は高い位置にある!
もう少し後にならないかと腐心していました。
すると神事の時間に遅れが出て、予定より遅く神輿は海に入ることに!
後は沈む夕陽が雲に隠れること無く海に沈んで行ってくれることを願うのみ!
自らも海に入り撮影開始!
神輿が海に入って行ったり来たりを繰り返すうちに雲間に掛かっていた夕陽が水平線上に顔を出してくれた!
願ったり叶ったりの最高のシチュエーションでした!
まさに自分の強い願いと思いが天に通じた瞬間でした。
これらの写真を2017年の日本写真家協会展(JPS)に5枚の組み写真として出展しました。
すると優秀賞というのを受賞することが出来たのです。
これまで様々な神社や寺院に額装写真の奉納を繰り返していました。
時は経ちこの奥津比咩神社に奉納をしたいという思いが強く湧いて来たのです。
いま、〝この神社に〟という思いが強く湧いて来たのです。
コロナの影響で大祭の中止や縮小が続く中で、〝いまどうしても〟という思いで神社に連絡を入れ、奉納の希望を伝えたところ、大祭の行われる初日に奉納を受けて頂けることになったのです。
夕方の指定された時間に到着。
大祭の準備が整った社の階段を上がる。
お社の上には龍雲がお出迎えしてくれたのでした!
宮司さん、氏子総代の方たちにご挨拶をして作品を提示して説明をさせて頂きました。
神輿が神社から出てから復って来るまでの流れを時系列で表現しています。
奉納式が始まる前に5枚の作品を神輿の前に飾って頂きました。
大竹宮司による丁寧な祝詞奏上を頂き、奉納式も滞りなく終えることが出来ました。
今回も神前にて〝ここに来させて頂けた〟という感謝の思いと深い感動が胸の底から湧き上がり涙が出ました。
今回はソウルフレンドの数美さんが快く同行をかって下さいました!
往復の道中の運転、奉納までのサポート、写真撮影と本当に僕の片腕となってくれたことに感謝です。
帰りの道中にて!
いつも奉納の行き帰りには龍神さまが道中を見守ってくれている!
来月の10日、11日は奥宮にあたる舳倉島にある奥津比咩神社にお礼参りと巡礼ツアーを予定しています。
また魂で繋がった仲間たちとの旅が楽しみです!