8月3日、フォトサークル幻の撮影会は片山津にある砂走公園で行いました。
この日の目的はガガブタという水生植物の撮影です。根が水底についていて、葉を水面に浮かべる植物でスイレンなどと同じ仲間です。
日本では個体群が減少傾向にある稀少な植物です。
この公園は片山津温泉の温泉街の中心にある公園で綺麗な芝生に囲まれた池にこのガガブタが咲いています。
10年程前にはサークルの撮影会に良く訪れた場所です。
一人で撮影に来た時に、自分の不注意でカメラとレンズを付けた三脚ごと池に水没させてしまったという苦い思い出があります。
そのせいでここには足が遠のいていましたが。
今年の夏はなんだかとてもここのガガブタを撮ってみたくなったのでメンバーを誘って来て見ました!
公園の全景と撮影風景です。
公園の端には足湯があり木造の屋根がほどよい日陰を作ってくれてみんなここで夢中で撮影しました!
ここに到着して撮影を始めたらすぐに大きなオニヤンマのようなトンボのペアがガガブタの葉に停まりました。
急いで交尾のシーンを撮りましたが足音に反応してすぐに飛んで行ってしまいました。
また来るはずだと待ちましたがその後は来てくれませんでした。
1カットだけ、貴重な1枚です!
花の美しさに加え、水面の波打つ感じを出したかったので可能な限り絞りを絞る事にしました。
絞る事に寄って葉っぱに付いた水滴がキラリンと輝きます。風に揺らぐ水面がスローシャッターの影響で流れるような優美さが出ます。
余り絞り過ぎるとかなりシャッタースピードが遅くなり肝心の花が動体ブレしてしまうので数値を色々と調整して見ました。
水面にリフレクトした花も鮮明に見えるように水面の揺らぎ加減に注意を払いました。
1カット目はf32、シャッタースピード1/40
2カット目はf32、シャッタースピード1/25
2カット目はf32、シャッタースピード1/13
背景が暗くなる場所を選んで露出をアンダーにする事に寄って白い花を浮かび上がらせるように撮りました。
両カットともマイナス1で撮っています。
シンプルにこんなカットも撮ってみました。
池の奥に注ぎ込む人工の流れがキラキラして綺麗でした。メンバーからどうしたら綺麗に見えるように撮ったら良いのかと質問がありました。
これは面白い挑戦だと思い多重露光で撮ってみたのが1カット目です。
さらに湖面のガガブタと兼ねて見たのが2カット目です。
ルリイトトンボも沢山飛んでいました。
交尾した2匹を撮りたかったのですが、1匹だけのカットをなんとか撮りました!
連日の暑さでこの日も32℃くらいはあり、1時間くらいが限度!
すぐ近くの柴山潟に移動する事にしたのですが、湖岸の公園にあるオシャレなカフェに全員の意見が一致してすぐになだれ込んで行きました!
おいしいカップアイスを食べて一休み!
このあと残ったメンバーと近くの加佐ノ岬へ!
加佐ノ岬倶楽部にて豪華なランチを食べて岬をぶらりと歩いて終了としました!
兎にかく暑い中での撮影会でした!
みなさまご苦労様でした!